QRコード効果測定とは?QRコード効果測定の測定方法も徹底解説
自社製品やサービスを販売する際に「DM×QRコード戦略」は、欠かせないものとなっています。
QRコードと組み合わせることによって、どのDMからアクセスがあったのかを把握しやすくなるのが最大のメリットです。
しかし、GoogleアナリティクスやGA4を設定しない場合、QRコードの効果測定を最大限活かすことができません。
そこで、今回は「QRコード効果測定とは」「QRコード効果測定の測定方法」をご紹介していきます。

QRコード効果測定が必要な理由
QRコードの効果測定では、PDCAサイクルを効果的に回すことが重要です。
PDCAサイクルとは「Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)」の4つのステップで構成されており、継続的な改善を実現する手法です。
しかし、QRコードの効果測定を行わないと、目標が未達成の場合に問題の原因や改善方法が明確になりません。
その際には、QRコードからWebアクセスを測定することで「DMからQRコード経由でWebにアクセスした確率」や「Webアクセスから注文に至った確率」などの中間指標を把握することができます。
これによって、具体的な数値に基づいて改善すべきポイントを特定し、戦略的な施策を立案しやすくなります。
また、次回以降の施策実施に関してもPDCAサイクルを効果的に回すことが可能です。

Googleアナリティクスってなに?
Googleアナリティクスとは、ホームページのアクセス解析ツールのことであり、We bサイトへのアクセス量やタイミングなどを簡単に把握することができます。Googleアナリティクスは、多くの企業ページで利用されており、ユーザーの行動や動向を詳細に記録しています。
また、複数のパターンのDMがある場合も、異なるQRコードを使用して反応率を計測することが可能です。

QRコード効果測定の測定方法
ここからは「QRコード効果測定の測定方法」について、ご紹介していきます。
パラメータ付きURLの生成
GoogleアナリティクスでQRコードのアクセス解析を行うためには、正確な情報収集のためにパラメータ付きのURLを生成する必要があります。
パラメータの付け方には特定のルールが存在しており、これに従わないと正確な計測ができない場合や計測結果の分析が難しくなる可能性があります。
そこで利用したいのが、Googleが提供している「Campaign URL Builder」という公式のツールです。
初心者でも簡単にパラメータ付きのURLを生成できるため、正確なアクセス解析が可能となり、マーケティング戦略の改善に役立てることができます。
パラメーター付きURL生成で入力したいのは、以下の4項目です。
①Website URL(URL)
アクセス解析を行いたいQRコードのリンク先URLを入力します。
QRコードから誘導する先のURLになるため「https~」から入力していきましょう。
②Campaign Source(参照元)
どの参照元からアクセスされたのかを判別したいため、参照元として識別できる文字列を入力していきます。
QRコードの場合には『QR』と入力していきましょう。
③Campaign Medium(メディア)
メディア・媒体の種類を入力していきます。
pamphlet(パンフレット)、DM(ダイレクトメール)など、媒体に合わせて英語で入力していきましょう。
④Campaign Name(キャンペーン)
さらに細かく区別したいときにキャンペーン名を入力していきます。
日付を示す「20220910」などを入力していき、キャンペーン名を統一することでアクセス解析しやすくしておきましょう。
4項目の入力を終えた後は、URLが自動生成されるため「「Copy URL」をクリックしてコピーをしましょう。
QRコードを作成する
次に、Google ShortenerでQRコードを作成していきます。
QRコードを作成の手順は、以下のとおりです。
【QRコードを作成の手順】
①Google Shortenerを開く
②先ほどコピーしたURLを貼り付ける。
③「SHORTEN URL」をクリック。
④画面を確認してから「DONE」をクリック。
⑤短縮されたURLを確認する。
⑥リストの1番右側の記号をクリック。
⑦「QR code」をクリック。
以上の7つの手順でQRコードを作成していきます。

Googleアナリティクスでの確認方法
パラメータ付きURLを使用して作成したQRコードからのアクセスをGoogleアナリティクスで確認する手順は以下のとおりです。
①サイドナビをクリック。
サイドナビから「集客」→「すべてのトラフィック」→「参照元/メディア」の順にクリックします。
②「参照元/メディア」の列を確認。
この列には、設定したパラメータに基づく参照元が表示されます。
また、セッションの参照元は「qr-cord」、セッションのメディアは「dm」、セッションのキャンペーンは「spring-sale」と表示されます。
この行を確認することで、QRコードからのアクセスを解析が可能です。
このように、QRコードにパラメータを設定した場合、QRコードのアクセス数だけでなく、セッション数、直帰率、コンバージョン率などを詳しく調査することができます。
Googleアナリティクスを使いたくない場合は
QRコードを使用しユーザー数を計測する際には、Google AnalyticsのパラメータをURLに追加することで計測ができます。
しかし「Google Analyticsを使用しない」というかたもいるのではないでしょうか。
そのような時には、デンソーウェーブ社が提供している「QRCodeメーカー」を使用しましょう。
QRCodeメーカーでは、自社で管理しているサイトだけでなく、他社が管理しているサイトでもQRコードの読み取り回数を計測することができます。
また、QRCodeメーカーを利用することで、異なる管理元のサイトへ誘導した場合でも、ユーザー数を確実に計測することが可能です。
QRCodeメーカーの使い方
ここからは「QRCodeメーカーの使い方」をご紹介していきます。
アカウントの取得を行う
アカウントを取得する手順は以下の通りです。
①画像内の青枠で囲まれた「アカウントサービス」をクリック。
②「今すぐアカウント登録!」をクリック。
アカウントの登録を行わなくてもQRコードの発行はできます。
しかし、複数の端末で読み取り回数を確認できないため、アカウント登録をして読み取り回数の確認を便利にしておきましょう。

QRコードを作成
QRコードを作成する手順は以下の通りです。
①アカウントにログイン。
②「QRコードを作る」画面で、「URL」タブを選択。
③移動させたいURLをテキストボックスに記入。
④ラジオボタンの「有効」にチェック。
⑤「QRコード作成」をクリック。
⑥QRコードと解析用のURLが生成される。
⑦ダウンロードする。
QRコードの読み取り回数を確認
QRコード作成時に発行される「アクセス解析URL」から、QRコードの読み取り回数を確認できます。
また、トップページの「保存された履歴を見る」からもQRコードの読み取り回数を確認することが可能です。
一般サイトでは、QRコードから外部のサイトに誘導させると、QRコードに設定したページのURLが変更になることがあります。
しかし、QRCodeメーカーではQRコード作成後に転送先を変更できるため、他のQRコード作成サービスにはないメリットです。
QRCodeメーカーを利用する際の注意点
QRCodeメーカーは、サービス提供元のドメインから指定したURLに自動で転送させる機能を提供しています。
そのため、サービスの提供元がメンテナンスに入ると、一時的にユーザーがQRCodeメーカーを使用できなくなる可能性があります。
このような状況に備えて、メンテナンス情報や通知を確認し、適切なタイミングで利用することが大切です。

QRコード効果測定は『株式会社レノアス』
QRコード効果測定を活用することで、アクセス数を増やすだけではなく、企業戦略の改善にも役に立てることができます。
『株式会社レノアス』では、QRコード効果測定を活用したDM戦略のお手伝いをしています。
『株式会社レノアス』は、バリアブル印刷も採用していることから、個別QRコードを作成することができ、お客様のニーズも把握することが可能です。
「QRコード効果測定をDM戦略で活用したい」と考えている方は、ぜひ『株式会社レノアス』で、QRコードとDMの作成を検討してみてはいかがでしょうか。