近年、新しい営業方法として注目されているDMにおけるQRコード戦略。
QRコードをうまくDMに埋め込むことで、お客様にとっても負担がなくサイトや商品にアクセスすることができます。
しかし「DMにQRコードを使うメリットって、そんなに大きいの?」と、疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は「DMにQRコードを使うメリット・デメリット」を中心に解説していきます。
QRコードとは?
QRコードは、1994年にデンソーウェーブが開発した2次元コードであり、情報が縦横に格納されています。
また、数字・英字・漢字など多彩なデータを保持することができることから、数字だけでも最大7,089文字以内のデータ保持が可能です。
ドットで構成されており「切り出しシンボル、アライメントパターン、タイミングパターン、フォーマット情報、セル、クワイエットゾーン」の6つの要素で構築されています。
近年では、QRコードで画像データや音声データまで幅広い情報をコード化して、情報共有やアクセスに活用することが可能です。
DMにおけるQRコードの開封率は?
近年ではQRコードを利用したDM(ダイレクトメール)営業が主流になっています。
DM(ダイレクトメール)は、紙媒体・電子メールのことを指していますが、QRコードが営業で利用されているのは紙媒体がほとんどです。
しかし、多くの企業がDMでのQRコード営業をしていますが「本当に、開封率は上がるのか」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
日本ダイレクトメール協会が公表した「DMメディア実態調査2022」では、自分宛のDMの開封率は75.4%という結果が出ています。
つまり、DMを受け取った人の約7割の方が中身を確認していることを意味します。
また、DMを開封した方の行動喚起率は19.3%。
「ネットで調べた」が8.4%、「来店した」が1.3%、「購入した」が3.0%という結果です。
20代のDM開封率も多いことから、DMが受け手の行動につながる可能性が高いことが分かります。
以上のことから、紙媒体であるDMは、視覚的に訴求することができるほか、お客様に直接届けることができます。
QRコードをDMで利用するメリット
DMでQRコードを利用したいと考えていても「いつか始めればいい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、DMでのQRコード利用を今すぐに始めることで、多くのメリットを得ることができます。
DMでQRコードを利用するメリットは、以下の6つです。
- 汚れ・破損の心配がない
- 省スペースで情報を届けられる
- DMからのアクション率の増加
- クロスメディア戦略の強化ができる
- QRコードのアクセス解析で戦略が立てやすくなる
詳しく解説していきます。
汚れ・破損の心配がない
QRコードの中には、冗長な情報が含まれています。
そのため、一部の情報が失われても正しいデータを読み取ることができます。
また、コードが汚れてしまった場合や一部が破損してしまった際にもデータの復元が可能なため、ある程度の破損なら再度読み取ることができるでしょう。
あらゆる可能性を事前にイメージしておくことで、少しでもアクション率を上げることができます。
省スペースで情報を届けられる
QRコードは、省スペースで載せることができるため、広告や商品パッケージのデザイン性を損なうことなく情報を配置することができます。
また、DMデザインのバランスを保ちながら、重要な情報を提供することが可能です。
DMからのアクション率の増加
QRコードをDMに組み込むことで、お客様からの反応やアクションを増加させることができます。
また、カメラで読み込むだけで簡単にWebサイトへのアクセスや特定のアクション(メール登録、アプリダウンロードなど)を促すことが可能です。
お客様がQRコードをスキャンすることで、DMの効果的なアプローチや受け手とのエンゲージメントが向上していくこともメリットの1つです。
クロスメディア戦略の強化ができる
QRコードを利用してメールアドレスの登録を促すことで、クロスメディア戦略を強化することができます。
メールアドレスの入力を手動にしてしまうと「面倒くさい」と思うお客様が多いため、ユーザーが離脱するリスクが高くなりがちです。
しかし、QRコードを活用すればカメラで読み込むだけで済むため、簡単に登録を促すことができます。
また、メールアドレスの収集がスムーズに行うことができれば、メルマガやプロモーションの実施でき、他の媒体の強化につながることでしょう。
QRコードのアクセス解析で戦略が立てやすくなる
QRコードを用いたキャンペーンや広告の効果を詳しく分析するために、アクセス解析が活用されています。
QRコードは、バーコードよりも読み取り回数やユニークユーザー数、アクセスした場所などの情報をリアルタイムで収集することができ、お客様の興味・関心を細かく分析することができます。
また、QRコードのアクセス解析を活用して、どの地域からのアクセスが多かったのかなどのデータを収集することも可能です。
人気商品の特定やマーケットのトレンドを把握することもできるため、効果的な戦略を展開するする糸口となります。
QRコードをDMで利用するデメリット
QRコードをDMで利用するメリットも多くありますが、気をつけるべきデメリットも存在します。
DMでQRコードを利用するデメメリットは、以下の4つです。
- 50代以上のターゲットには効果が薄い
- キャンペーン疲れのリスクが高い
- 費用対効果を考える必要もある
- 住所データの正確性が大切
詳しく解説していきます。
50代以上のターゲットには効果が薄い
DMでのQRコード戦略は、50代以上のターゲットに対して効果があまり期待できません。
日本ダイレクトメール協会の「DMメディア実態調査2022」の調査結果によると、50代以上のQRコードへのアクセス数が限定されています。
そのため、ターゲット層ごとにDM(チラシ・はがき)の内容をカスタマイズするなど、効果的なコミュニケーションの工夫をしていくことが大切です。
キャンペーン疲れのリスクが高い
QRコードを過度に利用してしまうと「キャンペーン疲れ」が発生する可能性があります。
近年では、多くの企業がQRコードを活用しており、同じ形式のDMが繰り返されています。
そのため、受信者の興味を失わせてしまうおそれがあるのです。
少しでもキャンペーン疲れをなくすためには、新たなアプローチを導入していき、お客様の関心を引き続けることが重要です。
費用対効果を考える必要がある
QRコードを利用する際には、作業時間と費用も考慮する必要があります。
基本的に、DMの制作にはデザイン、印刷、発送などの工程が含まれていることから、手間とコストの投資対効果を見極めることが大切です。
住所データの正確性が大切
古い住所データを使用すると、DMが正しく届かない可能性があります。
そのため、QRコードを利用する際には、住所データの更新と正確性にも注意しましょう。
また、信頼性の高いデータソースを活用することで、正確な住所データを確保することができます。
個別QRコード印刷DMは『株式会社レノアス』
DMで個別のQRコードを活用することで、開封率とアクセス数を増加させることができます。
また、省スペースで情報を届けられるほか、情報をうまく活用することで他の媒体戦略にも役立てることが可能です。
『株式会社レノアス』では、個別QRコードを活用したDM戦略のお手伝いをしています。
『株式会社レノアス』では、個別QRコードを作成することができ、顧客行動や見込み顧客を特定することが可能です。
「個別QRコードをDMで活用したい」と考えている方は、ぜひ『株式会社レノアス』で、QRコードとDMの作成を検討してみてはいかがでしょうか。
この記事を監修した人
株式会社レノアス
代表取締役
泉 健一郎
上場企業本社営業部長を歴任後、2019年3月株式会社レノアスを創業。
営業活動で課題のある会社様に、ターゲットリスト作成からDM発送代行後のアポの獲得まで、新規開拓の実行支援が専門分野。
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